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貨幣の系図 後篇 近世(江戸時代)~現代

貨幣の系図(後編)

安土桃山時代から江戸時代を経て、現代まで。貨幣はさらに進化し続けています。

まずは、江戸時代からみていきましょう。

 

【江戸時代:一両小判・一分金・丁銀・豆板銀・寛永通宝・藩札など】

 

■全国統一の貨幣制度

江戸幕府を成立させた徳川家康は、日本で初めて全国統一の貨幣制度を整備しました。

幕府は金・銀・銭(主に銅銭)の3種が揃った三貨制度を確立します。

・金貨・・・「一両小判・一分金」のように両・分・朱(りょう・ぶ・しゅ)という種類がありました。

・銀貨・・・「丁銀(ちょうぎん)・豆板銀(まめいたぎん)」などの重さをはかって使う秤量貨幣(ひょうりょうかへい)。貫(かん)、匁(もんめ)、分(ふん)が単位でした。

・銭貨・・・1636年に鋳造され江戸時代の庶民に最もよく使用され流通したのが「寛永通宝」です。銅一文銭、鉄一文銭、真鍮四文銭、鉄四文銭など。

 

■一両の価値は?

1両小判1枚が現代の貨幣価値で何円になるかの換算は、物の価値基準が当時と現代では違うため簡単ではありません。

米の値段で換算すると 1両=約6万円

大工の日当で換算すると 1両=約35万円

という試算もあります(日本銀行金融研究所貨幣博物館の資料による)。

仮に、1両=30万円だとすると、千両は3億円。なんとなくイメージしやすいですね。

 

■財政難からインフレへ

江戸時代に入り、平和で生活が派手になった各地の大名たちは、参勤交代の出費などで財政難に陥ります。

財政危機は幕府も同様で、金貨・銀貨の質を落とし、物価は高騰。お膝元の江戸をはじめ、日本各地でインフレが起こります。

困った諸藩は、幕府の許可を受けて藩内限定で通用する紙幣「藩札」を発行をしました。

これは、藩が幕府の貨幣や米など価値のあるものとの交換を保証したものです。いわゆる兌換紙幣。

17世紀後半~明治時代初期まで200藩以上が発行した藩札は、乱発されて回収不能の藩もあらわれ、さらなる物価の高騰を招く問題も起こしています。

 

【明治時代:金貨5種、銀貨5種、銅貨4種、明治通宝、神功皇后札、兌換銀行券】

 

■単位を一新「円」のはじまり

1871年明治政府は新貨条例を制定し、貨幣制度を一新しました。

金本位制に基づき、円・銭・厘(えん・せん・りん)の単位による10進法の通貨制度を採用。

造幣局も作られ、「金貨5種、銀貨5種、銅貨4種」が発行されました。

1872年、政府は旧紙幣を回収し、新紙幣「明治通宝」で統一しましたが、偽造が頻発。

偽造防止の目的もあり、複雑なデザインの日本初の肖像画入り政府紙幣「神功皇后札」を発行しました。

しかし、1877年に西南戦争の戦費調達を目的として、正貨と交換する政府紙幣や国立銀行紙幣などの「兌換銀行券」が乱発され、激しいインフレで紙幣価値が下落。

そこで兌換銀行券の乱発を止め、安定した通貨価値にするため、

・1882年 日本の中央銀行として日本銀行を設立

・1885年 最初の日本銀行券である「日本銀行兌換銀券」を発行して大黒天の図柄を採用した紙幣で統一し、銀本位制に移行したのち最終的に金本位制となりました。

 

【大正・昭和時代:日本銀行兌換券、日本銀行券、など】

 

■兌換紙幣から不換紙幣へ

第一次世界大戦後、輸出が減少して不況となった日本に1923年の関東大震災、1927年の金融恐慌がふりかかります。

恐慌後ヨーロッパ各国は金本位制を停止し、日本も金と交換する兌換制度から日本銀行が通貨量を管理・調整する管理通貨制へと移行。これは貨幣の歴史の大きな転換点といわれています。

紙幣は「日本銀行兌換券」から「日本銀行券」へと変わりました。いわゆる不換紙幣のはじまりです(金などと交換できない)。

1939年からの第二次世界大戦中は、物資が不足し、紙幣も硬貨も質が悪化し小型化しました。

終戦後には旧円から新円へと切り替わり、軍国調から民主・平和主義を強調するデザインへと変わりました。

昭和1950年の新千円札以降は紙質のよい多色刷りの紙幣が生まれています。

そして、1953年の「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」成立により、一円未満すなわち銭・厘単位の小額通貨は全て通用停止となり、現金単位としては役割を終えました。

 

【現代:昭和から平成、令和:紙幣、銅貨、アルミニウム貨幣(1円)など】

 

■500円硬貨の登場

1987年に通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律が制定され、現代に至っています。

現在日本銀行が管理・発行する貨幣は、

「一万円券・五千円券・二千円券・千円券の紙幣」

「500円ニッケル黄銅貨幣・100円白銅貨幣・50円白銅貨幣・10円青銅貨幣・5円黄銅貨幣・1円アルミニウム貨幣の硬貨」です。

そういえば、私が子供のころは、まだ500円札が使われていました。500円玉の登場は、子ども心に大変インパクトのある出来事として鮮明に覚えています。

 

■キャッシュレスの時代へ

そして現代では、物品やサービスなどにはクレジットカード、デビットカード、電子マネーなどによる「キャッシュレス」の決済も日常的となりました。

お金は、バーチャルでかつ曖昧さのないものですから、デジタル化によりこの流れは加速していくものと思われます。

古代に、米や塩などの物品貨幣から始まった貨幣の系図。近い将来、現金で買い物をすることは希なことなっているかもしれません。

 

2020年5月

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司法書士・行政書士 日永田一憲

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