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日本では家系図づくり、先祖調査に興味を持つ方々が増えてきています。歴史的に日本に大いなる影響を与えてきたお隣の中国でも、家系図は大きな関心の的です。
■中国の族譜
中国では家系図のことを族譜と呼び、かつては各氏族に長く続く家系図がありました。ところが、1966年から1976年まで続いた文化大革命の時に、古いものを排斥する運動が高まったため、多くの族譜が破棄・焼却されて無くなっています。
■ギネスブックに載るほどすごい家系図も!
しかし中国には、王族以外で最も長い家系図としてギネスブックに載るほどすごい家系図があります。それは、あの儒教の生みの親である孔子の家系図。彼に繋がる子孫たちの系譜のスケールは壮大です。2006年に行われた系図のアップデート作業により、孔子の子孫として家系図に登録する人が、中国内と海外の子孫を併せて200万人を超えました。孔子生誕2560年にあたる2009年には、『孔子世家譜』という孔子一族の最新の家系図が出版されています。これは、全世界に450箇所もある「孔子家系編纂委員会図」という孔子専門の家系調査組織が編纂するものです。実際には、世界には300万人もの子孫がいると言われる孔子の一族。スケールが違いますね。
■中国でも家系図ブーム
中国で今でも族譜(家系図)が残っている家系では、始祖から数えて 20 代、30 代に達する族譜も珍しくはありません。孔子の家系図の例は特別だとしても、中国の人々は、もともと家系図に関心が高かったのです。そんな現在の中国では、リタイアした公務員や軍人、教育者、そして海外に暮らす華僑シニア層で家系図づくりがブームになっています。
●自分で作る家系図
退職しても元気なシニア層が、自分の趣味としてルーツ探しをするケースが増えています。資料を求めながら各地を調査し、先祖伝来の話の裏付けを取る旅をしながら作るお手製の家系図は、時間がかかり費用も安くはありません。それでも数年の歳月をかけて、こつこつと趣味のようにして続けるのが人気のようです。近ごろでは、自分で簡単に作業できる家系図作成ソフトなどもあり、学歴が高く、お金のある人だけができたルーツ探しは、一般の人にも広がる傾向を見せています。
●専門業者による家系図
例えば、中国のシリコンバレーとも呼ばれる北京市中関村の創業街では、新興企業のお洒落でスマートなオフィスが建ち並ぶ中、「家譜」つまり家系図の専門業者の看板も見られます。現存資料の検証、ネット上での検索、現地への調査員の派遣など、本格的な調査が売り物です。個人でまとめた資料を家系図として組み、冊子製本なども行ってくれます。あらゆる家系図づくりの相談にも乗ってくれるこれらの業者が、ブームを後押ししているといえそうです。
系図を無くしてしまった一族はもう一度系図を甦らせるために、続く系図のある一族は定期的にメンテナンスしながら一族の結束を高める中国の人々。やはり彼らは家系図好きの国民と言えるでしょう。
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