【感謝する相手をイメージ】

お墓参りの際に大切なのは、具体的に供養する相手に向かい感謝を伝えること。単に合掌するだけでもご先祖様は喜んでくれるでしょうが、相手をイメージするとより喜んでくれるでしょう。

もし、自分が先祖の立場だっらなんとなく合掌されるよりも、直接向き合って感謝されるほうが心に響きます。

親、祖父母は簡単にイメージできますが、曽祖父母よりも上の代になると、名前や顔がはっきり分からない・・・それでも、一代づつ上の線をつなげて誰かを思い浮かべ、感謝の気持ちを伝える。

これではキリがないと思われるかもしれませんが、最終的には無限の線が続き、無限の先祖が自分とつなっがているイメージができれば、自ずと感謝の気持ちが湧いてくる。これが効果的な墓参りの方法です。

【墓参りは自宅でもできる】

変ないい方ですが、墓参りは必ずしも帰郷して、お墓の前でしなければならないわけではありません。もちろんそうするに越したことはありませんが、現実問題として、年に何度か家族全員で地元へ帰るのは難しいという方も多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのは、自宅で「家系図」に向かって静かに合掌することです。

日本では、毎日仏壇に向かって丁寧に合掌することは、数十年前までは日常的な景色でした。近年では仏壇ををもたない家庭も増えていますが、仏壇がなくてもご先祖様に向かい静かに合掌することで謙虚な気持ちになり心が整えられてきます。

多忙な時代だからこそ、大切にしたい時間です。